2008年07月08日

推理小説[福永武彦]

ミステリーの館福永武彦





福永 武彦(ふくなが たけひこ、男性、1918年3月19日-1979年8月13日)は、福岡県筑紫野市|二日市町生まれの小説家、詩人。



略歴


同人の仲間の原條あき子との間に小説家の池澤夏樹があり、声優の池澤春菜は孫娘。開成高校|開成中学・第一高等学校 (旧制)|第一高等学校を経て東京帝国大学文学部仏文科卒業。同世代の中村真一郎、加藤周一らと文学同人「マチネ・ポエティク」を結成し、日本語での押韻定型詩の可能性を追求した。戦後には、この三人で、『1946年・文学的考察』を刊行し、戦場での体験や左翼運動を経験した第一次戦後派作家とは距離をおいた文学活動をはじめた。1954年の長編小説「草の花」で、作家としての地位を確立。人間の心理を奥深く探る方法で、多くの長編小説を発表した。中村真一郎とともに堀辰雄の薫陶を受け、『堀辰雄全集』の編纂にも何度もかかわった。学習院大学で長く教鞭をとり、ヨーロッパの最先端の文学動向をよく論じた。シャルル・ボードレール|ボードレールなどの翻訳や芸術家を主題にしたエッセイでも名高い。古典の現代語訳も多く試み、『古事記』『今昔物語集』の翻訳は高い評価を得ている。また、中村真一郎・堀田善衛とともに「発光妖精とモスラ」を書き、映画「モスラ」の原作となった。また、中村真一郎・丸谷\xA1
:M0l$HAH$s$G!"@>MN?dM}>.@b$r$a$0$k%(%C%;%$!X?A0$G?dM}>.@b$r=q$-!"$=$l$r!X2CEDNbB@O:A4=8!Y$H$$$&=qL>$G1冊にまとめて刊行もしている。1977年、キリスト教朝顔教会井出定治牧師により、病床洗礼を受けクリスチャンになる。

1979年、脳内出血で死去。



代表作品



  • 塔(1948年)


  • 風土(1952年)


  • 草の花(1954年)


  • 夜の時間(1955年)


  • 冥府・深淵(1956年)


  • 愛の試み(1956年)


  • 完全犯罪(1957年・加田伶太郎名義)


  • 廃市(1960年)


  • 告別(1962年)


  • 忘却の河(1964年)


  • 幼年(1967年)


  • 海市(1968年)


  • 風のかたみ(1968年)


  • 死の島(1971年)



    アナグラムを愛好した福永


    福永は、アナグラムを愛好し、純文学以外の分野で作家活動をする際には、アナグラムによって出来たペンネームを使用したことで知られる。* 加田伶太郎…「誰だろうか」(たれだろうか)のアナグラム。


  • 船田学…「福永だ」(ふくながだ)のアナグラム。尚、「船田学」は当初、推理小説執筆時のペンネームにするつもりだったが、その由来を知った編集者から「おふざけが過ぎる」と猛烈に反対され、「加田伶太郎」を推理小説執筆時のペンネームとして急遽作成したと言われる。



    外部リンク



  • 福永武彦研究『夢のように』






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    2008年07月07日

    推理小説[森雅裕]

    ミステリーの館森雅裕





    森 雅裕(もり まさひろ、1953年4月18日 - )は、日本の推理作家・作家・小説家。兵庫県神戸市出身。



    略歴
    1983年、東京藝術大学美術学部を卒業。1985年、『画狂人ラプソディ』が第5回横溝正史ミステリ大賞で佳作を、『モーツァルトは子守唄を歌わない』が第31回江戸川乱歩賞を受賞。乱歩賞受賞作をはじめ、『椿姫を見ませんか』『ベートーヴェンな憂鬱症』などのクラシック音楽|クラシックをテーマにした作品が有名だが、扱うジャンルは多岐に渡り、その全てがミステリという訳ではない。1996年に出版された『推理小説常習犯』では危険な発言を連発、出版業界に波紋を広げる。その後も作品は発表されたが、文庫落ちや復刊は別として、商業出版社からの新刊は2000年のエッセイ『鐵のある風景』が最後となっている。また、いくつかの作品は商業ルートに乗せず自費出版されており、1995年に私家版の『いつまでも折にふれて』を刊行 
    #$3$N:nIJ$O8e1999年にKKベストセラーズ版として『さらば6弦の天使』との抱き合わせで商業出版された。またその後も、2005年に『トスカのキス』、2007年12月に 『雙』を自主出版。『トスカのキス』は既に完売したが、『雙』は冊数限定で現在もネット販売中である。『平成兜割り』を筆頭に、『流星刀の女たち』『鉄の花を挿す者』『雙』など刀剣を題材にした作品も多く、作者自身が刀剣愛好家としてファンの間では知られている。最近では彫金家としても活動し、2004年、2005年と連続で「新作刀展覧会」に作品(鐔)を出展している。出版本の大半は絶版という寂しい状況だが、独特な文体、個性的な登場人物を描写する能力は類稀なものがあり熱狂的なファンも数多く存在している。作家の北村薫、松浦理英子も森のファンであることを公言している。



    近況
    現在運営されている会員制サイトでは、作者自身でブログ更新がなされている。

    参考URL:[http://mori.cafe.coocan.jp/]

    また会員にならずとも、『雙』の購入は可能の模様である。



    著作リスト
    ★=絶版


    [小説]
    * 画狂人ラプソディ (1985年)★


  • モーツァルトは子守唄を歌わない (1985年)


  • 椿姫を見ませんか (1986年)★


  • サーキット・メモリー (1986年)★


  • 感傷戦士 〜五月香ロケーションPart1〜 (1986年)★


  • 漂泊戦士 〜五月香ロケーションPart2〜 (1987年)★


  • さよならは2Bの鉛筆 (1987年)★


  • ベートーヴェンな憂鬱症 (1988年)


  • マン島物語 The Isle Of Man Story (1988年)★


  • あした、カルメン通りで (1989年)★


  • 歩くと星がこわれる (1990年)★


  • 100℃クリスマス (1990年)★


  • 蝶々夫人に赤い靴 (1991年)★


  • 平成兜割り (1991年)★


  • 流星刀の女たち (1992年)★


  • ビタミンCブルース (1993年)★


  • マンハッタン英雄未満 (1994年)★


  • 鉄の花を挿す者 (1994年)★


  • いつまでも折にふれて(1995年)※自費出版 ★


  • 自由なれど孤独に (1996年)★


  • 会津斬鉄風 (1996年)★


  • 北斎あやし絵帖 (1998年)


  • いつまでも折にふれて/さらば6弦の天使 (1999年)★


  • 化粧槍とんぼ切り (2000年)


  • トスカのキス (2005年)※自費出版 ★


  • 雙(2007年)※自費出版


    [エッセイ]
    * 推理小説常習犯 −ミステリー作家への13階段+おまけ (1996年)★


  • 鐵のある風景 −日本刀をいつくしむ男たち− (2000年)






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    2008年07月06日

    推理小説[広瀬正]

    ミステリーの館広瀬正





    広瀬 正(ひろせ ただし、本名広瀬 祥吉(ひろせ しょうきち)、1924年9月30日 - 1972年3月9日)は、日本の小説家、SF作家、推理作家、ジャズ奏者。時間をテーマにしたSF作品を多く残し、「時に憑かれた作家」とも呼ばれる。



    略歴



  • 1924年 - 東京都京橋生まれ


  • 1942年 - 日本大学工学部建築科に入学


  • 1952年 - ジャズバンド「広瀬正とスカイトーンズ」を結成


  • 1960年 -「広瀬正とスカイトーンズ」、借金のため解散


  • 1961年 - デビュー作『殺そうとした』が『宝石』臨時増刊号に掲載される。また同年、同人誌『宇宙塵』に参加


  • 1965年 -『宇宙塵 (同人誌)|宇宙塵』に処女長編『マイナス・ゼロ』を連載


  • 1970年 -『マイナス・ゼロ』刊行、作家活動に復帰。第64回直木賞候補に推されたが落選。


  • 1971年 -『ツィス』、『エロス』刊行。『ツィス』は第65回、『エロス』は第66回の直木賞にそれぞれ推されたが、ともに落選。いずれの回も司馬遼太郎のみが激賞したが、他の委員がすべて反対して、授賞にいたらなかった。


  • 1972年 - 3月9日心臓発作により急逝。享年47。

    :その棺には友人たちの手によって「タイムマシン搭乗者 広瀬正」の紙が貼られたという。



    エピソード


    日活時代の藤田敏八が、『マイナス・ゼロ』を映画化しようとして、広瀬と共同で脚本まで執筆したという。だが、過去の銀座のセットを作るのに予算がかかりすぎるため、企画は没となった。脚本は棺に納められたという。『マイナス・ゼロ』台本



    作品リスト



  • マイナス・ゼロ ISBN 978-4087504910 (集英社文庫)


  • ツィス ISBN 978-4087504999 (集英社文庫)


  • エロス──もう一つの過去 ISBN 978-4087505351 (集英社文庫)


  • 鏡の国のアリス ISBN 978-4087505139 (集英社文庫)


  • T型フォード殺人事件ISBN 978 4087505235 (集英社文庫)


  • タイムマシンのつくり方(短編集)ISBN 978-4087505359 (集英社文庫)



    外部リンク



  • 関連リンク集

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    2008年07月04日

    推理小説[松本泰]

    ミステリーの館松本泰





    松本 泰(まつもと たい、1887年2月22日 - 1939年4月19日)は、日本の小説家、作家、推理作家である。本名は松本 泰三。東京に生まれる。慶應義塾大学文学部卒業。学生時代の1911年に、少年を主人公にした自伝的小説「樹陰」を『三田文学』に発表し、『スバル』や『雄弁』などにも同傾向の作品を執筆した。これらはのちに最初の作品集『天鵞絨』(籾山書店、1913年3月)にまとめられた。同書刊行の1913年にイギリスへ遊学、1919年に帰国した。帰国後は、高島屋に勤務しながら、『三田文学』などを舞台に、英国での経験を材料にした創作を発表した。みずから奎運社を興して『秘密探偵雑誌』(のち『探偵文藝』と改題)を発刊し、探偵小説の創作や翻訳に活躍した。とくに、「犯罪小説」と呼ばれる分野での先駆者として知られている。探偵作家の牙城であった雑誌『新青年 (日本)|新青年』には1篇しか作品を発表していない。そのため、作風や探偵小説に対する考え方に関しても、いわゆる『新青年』系統の作家たちとは一線を画する存在であった。妻は翻訳家\xA1
    $N>>K\7C;R!#CfLn7=2p$NI.L>$GB??t$N%_%9%F%j$r$bH/I=$7$F$$$k!#



    作品リスト



  • 松本泰探偵小説選 1 (『論創ミステリ叢書』4、論創社、2004年2月) ISBN 4-8460-0409-0


  • 松本泰探偵小説選 2 (『論創ミステリ叢書』5、論創社、2004年3月) ISBN 4-8460-0411-2



    参考文献




    外部リンク



  • 松本 泰:作家別作品リスト(青空文庫)








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    2008年07月03日

    推理小説[高木彬光]

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    高木 彬光(たかぎ あきみつ、1920年9月25日 - 1995年9月9日)は日本の推理小説作家。

    戦後の本格推理小説界の巨匠。本名は高木 誠一。津軽方言詩人・医師の高木恭造の甥に当たる。



    来歴


    青森県青森市生まれ。旧制青森中学校(現青森県立青森高等学校)、第一高等学校 (旧制)|第一高等学校を経て、京都帝国大学工学部冶金学科卒。京大卒業後、中島飛行機に就職したが太平洋戦争終結に伴い職を失う。1947年、骨相師の勧めにより小説を書くことを志し、出来上がった『刺青殺人事件』が江戸川乱歩|乱歩に認められて翌年(1948年)出版の運びとなり、推理作家としてデビュー。他、代表作に『能面殺人事件』(1949年)、『わが一高時代の犯罪』(1951年)、『人形はなぜ殺される』(1955年)、『成吉思汗の秘密』(1958年)、『白昼の死角』(1960年)、『破戒裁判』(1961年)など。主要作品に登場する探偵は神津恭介(かみづきょうすけ)。そのほか百谷泉一郎弁護士、霧島三郎検事など、魅力的な探偵キャラクターの創造で知られる。易に造詣が深いことでも知られ、易に関する著作もある。晩年は脳梗塞を幾度も発症し、その後遺症に苦しんだ。



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  • 「謎の美人易者」として一世を風靡した黄小娥の大ファンであった。手相にも詳しく、昭和56年には角川文庫より「手相占い」が出版された。


  • 『成吉思汗の秘密』 、『邪馬台国の秘密』および『古代天皇の秘密』は、いずれも神津恭介が入院中の退屈しのぎに歴史上の謎に挑むという長編小説であり、これらの作品は、ジョセフィン・テイ()の『時の娘』(原題「The Daughter of Time」,1951年)に端を発した病院のベッドで動けない探偵が極めて限られた情報から推理する「ベッド・ディティクティヴ」という形式をとっている。


  • 『成吉思汗の秘密』において、義経=ジンギスカン説とする論理の弱さや矛盾点を海音寺潮五郎に批判される。高木は表立った反論は行わず、作品を改訂した際に神津恭介が「ある歴史小説家」への回答を行う下りを追加した。


  • 坂口安吾の未完の探偵小説『復員殺人事件』に、『樹のごときもの歩く』と題した後半部分を加筆して完結させた。


  • 時代小説、SF小説も執筆した。



    関連項目



  • 抜打座談会事件


  • 魔童子論争






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    2008年07月02日

    推理小説[サラ・パレツキー]

    ミステリーの館サラ・パレツキー





    サラ・パレツキー(Sara Paretsky, 1947年6月8日 - )は、アメリカ合衆国アイオワ州エームズ生れの作家。推理小説、探偵小説を得意とする。代表作にシカゴを舞台に女性私立探偵 V・I・ウォーショースキー の活躍を描くデビュー作『サマータイム・ブルース』("''Indemnity Only''"、1982年)、『センチメンタル・シカゴ』("''Killing Orders''"、1985年)などのヴィク・シリーズがある。 パレツキーはカンザス州で育つ。カンザス大学で政治学を学んだのち、シカゴ大学で博士号を取得する。その後はイリノイ州シカゴに居住し活動を続けている。


    [ V・I・ウォーショースキー ]


    サラ・パレツキーの創作した女探偵 V・I・ウォーショースキー (V. I. Warshawski) のVはヴィクトリアの略で作品中では「ヴィク」、「ヴィッキー」などと愛称される。元弁護士との設定。ウォーショースキーの幅広い人物像について、簡単にカテゴライズすると次のようになる。* ブラック・ラベル(スコッチウイスキー)を好む。


  • 調査のいと口をつかむため住宅に侵入することもある。


  • 格闘技に優れストリートファイトもこなす。


  • その一方で、身なりにも気を使っている。


  • ラジオから流れるオペラ音楽を口ずさむ。


  • 独身で男性とのプライベートな交際も時に楽しむ。ウォーショースキーは、持ち前の気性の激しさ、直情傾向なところ、独立心の旺盛さから幾たびとなく危険な目にあうが、 凶悪犯、詐欺師あるいは男性至上主義者といった面々に結局打ち勝つといったところが読者の共感を呼んだ。パレツキーの描く探偵小説の筋書きは、次のように典型的なスリラーの形式を踏襲している。

    ・ 小説の冒頭部では、ある犯罪(しばしば、大企業に関係する。)を隠匿するために殺人事件が起きる。

    ・ その後も、殺人事件が連続して起きる。

    ・ ウォーショースキーは、殺人者とクライマックスで対峙し辛くもその魔の手から逃れる。ストーリーの多様性に欠けるうらみもあるが、パレツキーの描く登場人物の生活や生業の描写の精緻さがこれを補っている。

    また、舞台であるシカゴの描き方も、スティーブンソン高速道路 (Stevenson Expressway) やシカゴ・カブスのシーズン中の苦戦など、その地域の風物にあふれている。


    [ 受賞歴 ]



  • 1988年 CWA賞 シルバーダガー賞 『ダウンタウン・シスター』


  • 2002年 CWA賞 ダイヤモンドダガー賞


  • 2004年 CWA賞 ゴールドダガー賞 『ブラック・リスト』


    [ 主な作品 ]



  • 『サマータイム・ブルース』


  • 『レイクサイド・ストーリー』


  • 『センチメンタル・シカゴ』


  • 『レディ・ハートブレイク』


  • 『ダウンタウン・シスター』


  • 『バースデイ・ブルー』


  • 『ブラック・リスト』





    関連リンク



  • サラ・パレツキー公式サイト(英語版)






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    2008年07月01日

    推理小説[ジョン・ダニング]

    ミステリーの館ジョン・ダニング





    ジョン・ダニング(John Dunning, 1942年1月9日 - )はアメリカ合衆国|アメリカの推理作家である。クリフォード(クリフ)・ジェーンウェイが登場する「本」をテーマとしたシリーズで知られる。



    略歴


    1942年ニューヨークのブルックリンにて生まれ、3年後父親の故郷であるサウスカロライナ州チャールストンに引っ越す。1964年に親元を離れコロラド州のデンバーに移り住み、競馬場の廏務員として働いたのち新聞社のデンバー・ポストに就職する。1970年には新聞社を辞め、様々な仕事を経験しつつ小説の執筆に取り掛かっていく。出版社とのトラブルもあって1981年以降は執筆活動を休止し古書稀覯本専門の書店を開いていたが作家仲間の強い勧めもあり1992年に『死の蔵書』で小説界に復帰した。



    作品


    推理小説


  • 封印された数字(The Holland Suggestions 1975年)


  • ジンジャー・ノースの影(Looking for The Ginger North 1980年)


  • 名もなき墓標(Deadline 1981年)


  • 深夜特別放送(Two O'Clock Eastern Wartime 2001年)

    クリフォード・ジェーンウェイもの(推理小説)


  • 死の蔵書(Booked to Die 1992年、宮脇孝雄訳) ネロ・ウルフ賞受賞


  • 幻の特装本(The Bookman's Wake 1995年、宮脇孝雄訳)


  • 失われし書庫(The Bookman's Promise 2004年、宮脇孝雄訳)


  • 災いの古書(The Sign of the Book 2005年、横山啓明訳)

    普通小説


  • Denver(1980年)

    ノンフィクション


  • Turn in Yesterday(1975年)



    外部リンク


    Official site






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    2008年06月30日

    推理小説[蒼井雄]

    ミステリーの館蒼井雄





    蒼井雄(あおい ゆう、1909年(明治42年)1月27日 - 1975年(昭和50年)7月21日)は、日本の推理作家|探偵作家(名前の読み方には「あおい たけし」説もある)。寡作なアマチュア作家ながら、日本において初めて鉄道ダイヤグラム|ダイヤを題材とした長編探偵小説『船富家の惨劇』(1935)を著したことで、日本の推理小説史に名を残している。戦後に鉄道ダイヤを用いた推理小説を書いた鮎川哲也や松本清張も、この作品に影響を受けたという。F・W・クロフツやイーデン・フィルポッツなど、1920年代以来の欧米探偵小説界においてリアリズム指向を持った作家の影響を受け、当時の日本の探偵小説界では珍しくリアリティ重視の本格探偵小説を書いたが、その活動期であった1930年代〜1940年代には、時期尚早と地味な作風のため広く受け容れられることはなかった。



    経歴\xA1



    本名は藤田優三。京都府宇治市生まれ。大阪市立都島工業学校電気科を卒業後、宇治川電力に技術者として入社。戦中戦後の電力統制を経て戦後は関西電力社員となり、定年まで同社に勤務。創作は常に余技であった。処女作は晦渋な短編『狂操曲殺人事件』(1934)で、京都を本拠とする探偵小説同人誌「ぷろふいる」に掲載された。1935年、春秋社の書き下ろし長編探偵小説懸賞に『犯罪魔』を応募。江戸川乱歩らの激賞を受けた本作は第一席を獲得し、翌1936年に『船富家の惨劇』と改題されて刊行された。元検事の中年私立探偵である南波喜市郎(なんば きいちろう)を主人公としたこの作品は、地道なアリバイ崩しを主題とした内容で、それ以前の日本製探偵小説における、通俗性やセンセーショナリズムからは距離を置いた作品であった。優れた自然風景描写を伴って、南紀、熊野路、松本、下呂と、関西から中部各地を転々とする設定は、戦前の探偵小説としては異例なスケールの大きさである。F・W・クロフツ|クロフツの『樽 (推理小説)|樽』、フィルポッツの『赤毛のレドメイン家』の影響が強い。他に長編としてはやはぁ
    jFnGH4n;TO:$rC5DeLr$H$7$?!X@%8MFb3$$N;47`!Y(1936)があるが、内容的には構想倒れの感が強く、『船富家』に及ぶ作品ではなかった。リアリズム指向は当時の探偵作家界でも少数派であり、地味な作風もあって十分な評価を受けないままに終わった。1930年代末期以降の戦時体制下における探偵小説抑圧の傾向と軌を一にして休筆した。戦後、『黒潮殺人事件』(1947)など若干数の短編を発表したものの、本業の多忙から以後ほとんど創作はない。1975年の死去後、遺作となった長編『灰色の花粉』が雑誌「幻影城 (雑誌)|幻影城」に掲載された。








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    2008年06月29日

    推理小説[黒岩涙香]

    ミステリーの館黒岩涙香





    黒岩 涙香(くろいわ るいこう、文久2年9月29日 (旧暦)|9月29日(1862年11月20日) - 大正9年(1920年)10月6日)は、明治時代の知識人、作家、翻訳家、推理作家|探偵小説家、ジャーナリスト。本名は黒岩周六。兄は黒岩四方之進。ほかに、香骨居士、涙香小史などの筆名を用いた。戒名は黒岩院周六涙香忠天居士。翻訳家、作家、記者として活動。『萬朝報(よろずちょうほう)』を創刊した。



    経歴


    土佐国安芸郡 (高知県)|安芸郡川北村大字前島(現在の高知県安芸市川北)に生まれる。16歳のときに大阪英語学校(のちの第三高等学校 (旧制)|第三高等学校の前身校のひとつ)に入学し英語力を身につけると、後に上京して成立学舎、慶應義塾に学んだ。明治15年(1882年)に創刊された『絵入自由新聞』に入社。語学力を生かして記者として活躍したが、後に翻案小説に取り組むようになる。『法廷の美人』が当たると次々に新作を発表した。逐語訳はせず、原書を読んで筋を理解したうえで一から文章を創作していた。明治25年(1892年)には『萬朝報(よろずちょうほう)』を創刊。紙名には「よろず重宝」の意味がかけられていた。幸徳秋水、内村鑑三、堺利彦らが参画したタブロイド判の日刊新聞で、一時は東京一の発行部数を誇り、最大発行部数は30万部となった。涙香はここに『鉄仮面』『白髪鬼』『幽霊塔』『巌窟王』『レ・ミゼラブル|噫無情』などの代表作を次々に掲載した。また有名人無名人の愛人関係を本人はもちろん愛人も実名住所職業入りで暴露した人気連載「弊風一斑蓄妾の次
    BNc!W$bN^9a$N<9I.$K$h$k$b$N$G$"$C$?!#



    業績





    [ 翻案小説 ]


    涙香は 100以上もの外国小説を翻案している。代表作には以下のような作品がある。


  • 月世界旅行 - 1883頃 ジュール・ヴェルヌの ''Le Voyage dans la lune'' (月世界旅行)


  • 法廷の美人 - 1888年 ヒュー・コンウェイの ''Dark Days'' (暗き日々)


  • 人耶鬼耶 - 1888年 エミール・ガボリオの ''L'Affaire Lerouge'' (ルルージュ事件)


  • 有罪無罪 - 1888年 エミール・ガボリオの ''La Corde au cou'' (首の綱)


  • 片手美人 - 1889年 F・D・ボアゴベイの ''La Main coup?e'' (切られた手)


  • 真っ暗 - 1889年 アンナ・カサリン・グリーンの ''The Leavenworth Case'' (リーヴェンワース事件)


  • 決闘の果 - 1889年 F・D・ボアゴベイの ''Continuations of a duel'' (決闘の果)


  • 美少年 - 1889年 F・D・ボアゴベイの ''O? est Z?nobie?'' (ゼノビーは何処に)


  • 死美人 - 1891〜1892年 F・D・ボアゴベイの ''La Vieillesse de Monsieur Lecoq'' (ルコック氏の晩年)


  • 血の文字 - 1892年 エミール・ガボリオの ''Le petit vieux des Batignolles'' (バティニョールの小男) (青空文庫に掲載)


  • 鉄仮面 - 1892〜1893年 F・D・ボアゴベイの ''Les Deux Merles de M. de Saint-ars'' (サン・マール氏の二羽のつぐみ)


  • 白髪鬼 - 1893年 マリー・コレリの ''Vendetta, A Story of One Forgotten'' (復讐)


  • 人の運 - 1894年 メアリー・エリザベス・ブラッドンの ''Lady Audley's Secret'' (レディ・オードレイの秘密)


  • 捨小舟 - 1894年 メアリー・エリザベス・ブラッドンの ''Diavola'' (ディアヴォラ)


  • 怪の物 - 1895年 エドモンド・ドウニイの ''The Little Green Man'' (小緑人)


  • 人外境 - 1896年 アドルフ・ペローの ''Black Venus'' (黒きヴィナス)


  • 武士道 - 1897年 F・D・ボアゴベイの ''Les Cachettes de Marie-Rose'' (マリー・ローズの隠れ家)


  • 幽霊塔 - 1899〜1900年 アリス・マリエル・ウィリアムソンの''A Woman in Grey'' (灰色の女) (青空文庫に掲載)


  • 巌窟王 - 1901〜1902年 アレクサンドル・デュマ・ペールの ''Le Comte de Monte-Cristo'' (モンテ・クリスト伯)


  • レ・ミゼラブル|噫無情 - 1902〜1903年 ヴィクトル・ユーゴーの ''Les Mis?rables'' (レ・ミゼラブル)


  • 破天荒 - 1903年 ジョージ・グリフィスの ''A Honeymoon in Space'' (空中新婚旅行)


  • 暗黒星 - 1904年 シモン・ニューコムの ''The End of The World'' (世界の果)


  • 今より三百年後の社会 - 1912年〜1913年 H・G・ウェルズの ''The Sleeper Awakes'' (睡眠者目覚める時)


  • タイム・マシン (小説)|八十万年後の社会 - 1913年 H・G・ウェルズの ''The Time Machine'' (タイム・マシン (小説)|タイム・マシン)


  • 島の娘 - 1913年 原作者サー・ウオルター・ビザントの ''Armorel of Lyonesse''


  • 今の世の奇蹟 - 1918年 H・G・ウェルズの ''The Man Who Could Work Miracles'' (奇蹟を行なう男)


    [ 創作小説 ]



  • 無惨(別題「三筋の髪、探偵小説」) - 1889年9月10日 日本初の探偵小説(創作)とされる。惨殺された身元不明の死体が握っていた三筋の髪の毛を手がかりに、2人の探偵はそれぞれ、外見的特徴、科学的特徴から犯人を推理していく。 (青空文庫に掲載)


  • 六人の死骸、探偵小説 - 1896年12月6日 


    [ 評論 ]



  • 天人論 - 1902年


  • 人尊主義 - 1910年


  • 小野小町論 - 1913年


    [ その他 ]



  • 「五目並べ」を「連珠」と命名発展させた。連珠の初代永世名人であり高山互楽を名乗った。連珠本も数冊出している。


  • 競技かるたのルールを全国で統一した。



    参考文献



  • 伊藤秀雄『黒岩涙香研究』(『幻影城評論研究叢書』5)、幻影城、1978年10月。


  • 岡直樹『偉人涙香−黒岩涙香とゆかりの人びと』、土佐文化資料調査研究会、1970年10月。


  • 伊藤秀雄『黒岩涙香』 三一書房 1988年12月15日



    外部リンク



  • 黒岩 涙香:作家別作品リスト(青空文庫)


  • 黒岩涙香を読む - 翻案小説・創作小説全リスト






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  • posted by いとう at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2008年06月28日

    推理小説[覆面作家]

    ミステリーの館覆面作家



    覆面作家(ふくめんさっか)とは素性やプロフィールを殆ど明らかにしない作家のこと。



    概要


    名義は本名ではなく、ペンネームを使用している。プロフィールが謎の部分が多く、本名や顔写真は公開されず、ペンネーム名義で授賞式などの公の場に登場しない。プロフィールを明らかにする場合でも、生年、出身地や学歴などに留まり、人物像がつかみにくいようになっている。また、それ以外の覆面作家の定義はやや曖昧である(覆面作家を自称する場合や自称しない場合もある)。すでに著名活動している有名人が他名義で覆面作家になる場合もあれば、当初から素性などを明らかにしない覆面作家も存在する。素性を明らかにしない理由として、例えば、


  • 著名人と明らかにしないことによって作品に先入観を持たれないようにする。


  • 別名義で作品を出版し、後で同一人物であることを発表して、社会にインパクトを与える。


  • 一般人の場合、素性を明らかにすると本業に支障をきたす恐れがある。作家が本業である場合も、諸々の事情で本業に支障をきたす恐れがある。


  • 素性を明らかにして自らのプライバシーや名誉を荒らされたくない。


  • 自らの作品に対する内容的(場合によりその他諸々な)責任を回避、もしくは放棄し易くする。


  • 反体制側の人間であり、政府から迫害される恐れがある。

    などがあげられる。また、複数の作家で一人の覆面作家になることもある。



    覆面作家の例(元覆面作家を含む)



  • T・K生 - 池明観・翰林大学首席教授の変名


  • ロード・オーシュ - ジョルジュ・バタイユの変名


  • A・J・クイネル


  • ジェイムズ・ティプトリー・Jr.


  • ピエール・モリオン - アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの変名


  • ポーリーヌ・レアージュ - ドミニク・オーリーの変名


  • バーナビー・ロス


  • アンディ・マクナブ


  • ミッキー・スピレイン


  • 麻生幾


  • 一橋文哉


  • 福永武彦|加田伶太郎


  • 北川歩実


  • 北村薫


  • 鯨統一郎


  • 田勢康弘|黒河小太郎


  • 堺屋太一 - 「油断!」では、某中央官庁(経済産業省|通商産業省)勤務としていた。


  • 榊山保 - 三島由紀夫の変名


  • 嵯峨島昭


  • 坂木司


  • 桜井亜美


  • 属十三


  • 殊能将之


  • 鷹見緋沙子


  • 大井廣介|田島莉茉子


  • 中田永一


  • 沼正三


  • 氷川透


  • 北条民雄


  • 舞城王太郎


  • 物集高音


  • 山野車輪


  • 朴泰赫 - 加瀬英明が韓国人を擬装したとされている



    関連項目



  • ペンネーム






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